家賃の節約術

2016年8月17日

住居費は支出の中でも大きな割合を占め、かつ、住んでいる限り長期に渡って支払う費用のため、支払いを抑えるための見直しを常に考えたい費目です。

住宅ローンはネット銀行も参入して競争が激化しており、また住宅ローン金利がここ数年ずっと低いレベルで推移しているので、例えばバブル期と比較するととても安く住宅ローンを組みかえることができます。

借り入れ額や金利差によっては数十万円単位での節約になるので是非とも住宅ローンの借り換えを検討すべきですが、単純に金利の安さだけではなくて総合的に判断すべきでしょう。

住宅ローンの比較検討については、家計の改善は固定費の見直しから で紹介したので、ここでは主に賃貸住宅の家賃について節約術を紹介します。

賃貸住宅の家賃

支出のもっとも多くを占めるのが家賃という人も多いのではないでしょうか。
契約して入居している以上節約はできないと思われがちですが、決してそんなことはなく検討の余地はあります。

家賃交渉

結論から先に言うと居住中でも家賃交渉は可能です。
住んでいる家の資産価値は年数が経つごとに下がっていくし室内の装飾もへたってきます。
それなのに同じ家賃を払い続けるのは損をしているとも言えますね。

例えば借りる側が普通に生活していて経年変化で劣化するたたみや壁紙などの色あせは管理側に回復責任がありますが、そのような理由で家賃交渉をするのはおすすめしません。
たばこを吸っていれば全く通らない話だし、そうでなくともあなたの使用状況のあら捜しをされるかもしれませんし、一度回復措置をされればそれで終わりです。

家賃交渉3つのチェックポイント
◇周辺相場を知る
◇交渉時期を間違えない
◇引越し物件を物色しておく

今住んでいる物件にケチをつけるのは管理側の心証も悪くなるでしょう。
同等レベルの周辺物件の相場を調べることによって、理路整然と価格交渉を行うことができます。

家賃は周辺相場や需給バランスを踏まえて設定される価格です。
なので、引越しシーズンが終わって学校などの新年度が始まる4月~8月あたりは次の入居者が決まっていない場合が多く、交渉時期としておすすめです。

それとシーズンには関係なく、賃貸契約の更新前は間違いなく家賃交渉のタイミングとなります。
結局は需給バランスによるのですが、無理のない範囲で家賃の値下げ交渉をしてみましょう。

なお、家賃交渉の際はできるだけ論理的かつ具体的な金額を交渉できるように準備しておきましょう。個人で経営している大家さんなら3千円くらい下げてくださいとか、大まかな交渉でも通る可能性はありますが、管理会社が関与している場合はそうはいきません。

管理会社側としても社内を納得させるための理由が必要になります。
例えば、
◇同等の間取りの周辺相場より高い分を値引き交渉
◇周辺相場と今の家賃が遜色ない場合は築年数および居住年数をベースに交渉

というように、周辺との相対評価や時間を理由にしたほうが話がこじれることもなくスムーズにいきます。
なお交渉の際に、資産価値の下落率とか細かい調査までする必要はありません。
あくまでロジカルで具体的な数字があればそれでいいのです。

例えば、5年住んだので年千円として5千円、ただし永年の決定事項ではなく次回の家賃更改時に再度検討する、とか。

それと保険的意味合いもあるのですが、次の引越し物件を物色しておくと管理側に情報が伝達されて本気度が伝わる場合もあります。

なお、交渉がうまくいった場合は必ず契約書に反映させるようにしましょう。